陸ガメのなるほど

 
 わずか数日ですが、アカアシガメのゼフ君を飼育してわかったことがあります。
 
 1.生存数が減少する理由の一つ 
  午前10時にはいつもの段ボール箱の中で寝ていました。
  午後4時に見てみると壁に登ろうとして自分の糞に滑ったのか、ひっくり返って、もがいていました。
 
  非常に単純に、ちょっとしたことで裏返しになり、そうなると自力ではどうすることもできない、
  ということは、自然界ではもっと複雑な地形や障害物があるでしょうから、
  ひっくり返る確率が高い=死に至る
  のではないでしょうか。
 

   (顔手足を動かしています)
 

   (苦悩の表情)
 
 2.故意に完全にひっくり返しておくとじっとしている
  先日の腹側の写真を撮った時のように、ひっくり返しておくと、なぜかもがかないで
  じっとしているようです。
  無駄にエネルギーを使わないことは痩せ細らないことであり、その昔ゾウガメが航海用の
  保存食として乱獲された理由がわかりました。(味は試す気はありませんよ)
 
 3.糞は草食の割に臭い
  ちょっと獣の糞のような臭いでした。
 
 4.声を発する
  ひっくり返ってもがいている時に、起こしてやろうと動かすと、ヒキガエルの鳴き声のような
  「クエッ」っていう感じの声を発しました。
  カメが声を出すのを初めて聞きました。
  ちなみに、彼が気持ちよく歩いている時に持ち上げると「フーッ!」というか「シュー!」
  という、空気を出すような威嚇音を出します。
 
 
気持ちよく歩いている時は、スタスタと歩き、あっという間に室内を一周してしまいます。

 
気持ちいい顔(?)アップ

 
 
面白いことに、ゼフ君がいつもの段ボール箱から出ている時に、サメハダヒキガエル君は
今までゼフ君のいたポジションをササッと陣取ります。
ところが、ゼフ君が帰ってくると、どかされるのか(ここは見ていないので不明)
またセカンドルームに戻っています。