Belem市街地公園(#1)

 
 この週末、Belemというアマゾン川河口の街中に、原植生を残しつつ手を加えた自然公園があるというので
 行ってきました。
 
 訪れたのは、マンガル・ダス・ガルサス環境公園(以下MDG)、ホドリゲス・アウベス公園(同RA)、
 エミリオ・ゴエルジ動植物園(同EG)で、アマゾン川支流のGuama川に面したホテルに宿泊しました。
 
 MDGは鳥類がオープンスペースで放し飼い(?)、プラス、鳥類観察のバレーコート1面程度の大きな鳥かごに
 アマゾンの鳥が飼われ、その中に人が入って観察できる施設がありました。
 ただ、普通はそういう施設ならば、鳥の名前等が写真付で説明されててもよさそうなのに
 なかったので、写真を整理している今、苦労しています。

 しかしここは、しゃがんでファインダーを覗いていると、いつの間にか真横に鳥が来ていて
 近くにいる人が「注意しろ!」と笑いながら教えてくれたりすること数回。
 自然界ではもちろん、日本の動物園でもこのようにいろいろな種類の鳥に、接写ができる位まで
 近寄れる場所はなかなかないのではないかと思います。
 (走って近寄ってきてピントが合わず、結局撮れなかった鳥もいました)
 
  
 今回のシリーズでは
 
 自然:施設外或いは施設内ではあるが自然状態で見られたもの
 半自然:MDGの鳥類のように逃げようと思えば逃げられる状態のもの、或いは放し飼いのもの
 飼育:檻内の生き物
 
 と3種類に分けて記載してあります。
 
 
 
 まずはじめは、MDGの名物鳥の
  伯名:GUARA
  学名:Eudocimus ruber
  英名:Scarlet Ibis
  和名:ショウジョウト
  撮影:MDG半自然(だと思います)

 40m以上ある塔に登って上から見ても

 はっきり赤い点で見えます。
 
 
 2羽目はちょっと不細工な顔つき(♂のみこのコブがあるようです)の
  伯名:PATO-DE-CRISTA
  学名:Sarkidiomis melanotos
  英名:Comb Duck
  和名:コブガモ (←hiyokoさんご指南)
  撮影:MDG半自然

 落ち着きのない鳥で、首のあたりを嘴で一生懸命掻いていて、顔のない写真ばかり
 撮らされてしまいました。
 
 
 3羽目はデコイかと思った動かない鳥。
 ちょっと漫画ワンピースのCP9が被っていたお面にも似た鳥。
  伯名:IRERE (最後のEの上に「へ」が付くポル語)
  学名:Dendrocygna viduata
  英名:White-faced Whistling Duck (Tree-Duckとも書いてある)
  和名:シロガオリュウキュウガモ (←hiyokoさんご指南)
  撮影:MDG半自然
 
 
 
4羽目は無表情な鳥。(←いやっ、鳥に表情はないのでしょうが、それにしても・・・)
  伯名:MARRECA-CABOCLA
  学名:Dendrocygna autumnalis
  英名:Black-bellied Tree-Duck
  和名:アカハシリュウキュウガモ (←hiyokoさんご指南)
  撮影:MDG半自然

 
 
 5羽目は檻の中で見た鳥を、その後、川の干潟を双眼鏡で覗いていて「おおっ!」と驚いた鳥。
  伯名:QUERO-QUERO
  学名:Vanellus chilensis
  英名:Southern Lapwing
  和名:ナンベイタゲリ (←hiyokoさんご指南)
  撮影:1枚目がMDG飼育、2枚目がMDG横自然


 
 
 6羽目の鳥の表情(は、ないんだって!)は好きだな。
 でも背中の模様や色がほとんど覚えていないので検索できないのです。
 (撮影場所はEG自然、マニュアル操作で撮ってみました。)
   伯名:不明 (Turdus系はあるのですが・・・)
   学名:Turdus fumigatus
   英名:Cocoa Thrush
   和名:ココアムジツグミ
       hiyokoさんよりご教授(ちょっと自信なさげ)

 

 
 
 
 鳥の検索をしながら書くのが疲れてきましたので、四脚を一匹。(撮影場所はEG半自然)

 なにか、林内を走っている生き物がいるので追いかけて、暗い中フラッシュをたいて
 撮ったら、赤目になってしまいました。
 では、赤目防止機能にしたらどうなんだろうと思って、カメラをいじくっていたら
 どこかに逃げて行ってしまいました。

  アグーチ(Agouti)齧歯目 (←hiyokoさんご指摘)
 
 
 
 私が住む街よりも数倍大きい街なので、本屋さんに行ってみたところ
 なんと新刊の平積みの「ブラジルの鳥(パンタナールとセハード編)」
 という図鑑(ポル語です)があり、即購入しました。
 しかし、やはり野鳥の宝庫であるこの国の鳥を(地区を絞ったとしても)網羅するものではありません。
 この本の優れているところは、♂♀や幼鳥と親鳥など、一種類の鳥に2つ以上の絵がついている点です。