あんたのバラード
♪ アンタ に あげ〜た 愛のぉ〜 日々を ♪
ブラジルでバクを「アンタ(ANTA)」と言います。
数日前、子ども以下の会話力しかない私が、ブラジル人と食事中に話していて
「アンタ」という動物名を知り、その人は一生懸命「ポニー位の大きさ」とか「顔がちょっと長い」
等など説明してくれるのですが、頭の中で色々想像しても動物名が思い浮かばなかったので、
結局食事後辞書で調べて、納得。
日本でもバクの姿形を表現するのは、なかなか難しいですよね。
(普通バクを説明するときは、夢を食べる動物程度にしか言いませんよね)
その人は、数回アンタを見たことがあると言っていましたが、とても臆病(周囲を気にする)な
動物で、なかなか見られない、こっちが気付くと向こうも気付いて逃げて行ってしまう、とのことでした。
この写真はEG飼育ですが、事前にそんな話もあり興味深く15分ほどゆっくり見ていました。
鼻がよく動いて、なるほど、敵に襲われると忍者のごとく水遁の術を使うという一端を
垣間見ることができました。
伯名:ANTA
和名:ブラジルバク (マレーバクと違って白い腹巻はしていません)
バクさんは前脚が後脚よりも長いという、四脚動物としては珍しい特徴をお持ちです。
その逆の典型であるウサギは、登りが得意との話を聞いたとこがありますが
バクさんは逃げ場所である水のある所に行きやすいように、下り得意の進化を
していったのでしょうか?
<余談>
学生時代に夢枕獏のサイコダイバーシリーズを読みふけりました。
あの「おどろおどろしさ」に魅かれていきました。
ちょっと、今までの鳥の話と温度差があるため、別枠仕立てにしました。