パンタナールではないけれど(2012/9月編)その12
平日には時間が取れないため、この土日で写真の整理をしながら
名前の特定できない鳥を図鑑で調べていたら、どんどん時間が経って行ってしまいました。
数打ちゃ当たる的に撮ったものも多くあり、そもそもバラバラに撮った個体が同一種類なのか
仕分けするのにも一苦労。特徴のある、又は、頭に残っている鳥は仕分けもスムーズに行くのですが
特徴のない(ように見える)鳥の仕分けは・・・
しかし、実はもっと重要なポイントがありまして・・・「写りが悪い」(笑)。
今日はその成果報告をいたします。
1.シギ
「その4」で真横の姿があれば・・・という意見を頂きましたので写真を探して
私なりに図鑑とにらめっこいたしました。
それで私なりの結論といたしましては
コシグロクサシギ(マサリコ-ソリタリオ、Solitary Sandpiper)
この鳥、2つの図鑑ともわざわざ図の横に「繁殖期以外」という注記がありましたが
繁殖期はどうなのか載っていませんでした。
2.腹が黄色で嘴が細い
この腹の黄色はキバラオオタイランチョウの黄色と似ています。
しかし、頭の色が全く違います。
これがピタッとくるものがないのですが結論は
オリーブタイランチョウの若鳥(スイリリ、Tropical Kingbird)
成鳥は頭の上にオレンジ色のトサカ状のものがあるようなのです。
この鳥、以前にもブログに登場しているのですが、どうも私の頭の中に入ってこない鳥なのです。
そしてまだ一回もオレンジ色のトサカを見たことがありません。
本当にオリーブなのでしょうか・・・。
3.腹が黄色で嘴が太い
パッと見た目、アカビタイキンノジコかと思いましたが、あれっ?羽が黄色くない。
頭はなんとなくオールバックのおじさん風
小型のウソ類(Sporophila)かとも思ったんですが、日本のウソとイメージが違うんですよね。
私の結論は、羽の色が図鑑では黄色系にしか載っていないのですが
Saffaron finch(カナリア-ダ-テッハ、日本名不明:サフランフィンチ?)
4.嘴が太くて全体に地味な灰緑色
3と嘴も目も似ているので、メスかとも思って調べてみましたが、サフランフィンチのメスは
胸にツグミのような縦じまがあるように図鑑に載っていました。
別個体も
残念ながら背中の模様がわからない(双眼鏡で観た覚えもない)ので断念。
ウソの仲間には似たような色形をしたものが多く載っていましたので、背中から撮ってあればよかったのに、
という思いです。
5.子どもか?
観たときはシロガシラマーシュタイラントの幼鳥かメスかと思いましたが、嘴の形が違う。
4番の子供でしょうか?それとも寝起き?
かなり小柄だった印象がありますので、なんとなく4番とは違う思いはあるのですがわかりません。
6.スズメバト
スズメバトまでは行くのですが、何種類かあって、最後までたどり着きません。
7.これは写真が悪い、しかし・・・
この鳥の写真が悪いのは解っているのですが、実際に観た時に、非常に色と行動に
印象が強く残っている鳥なので敢えて載せました。
色は「くっきりはっきり」行動は「とにかく動き回りまくりで双眼鏡から目が離せない」
そして私なりの思いですが「いわゆる山の小鳥という感じを受ける」
これは頭に残っているイメージで図鑑を探していき、嘴など細部は写りの悪い写真でなんとか確認
という方法で私なりの結論を出しました。
カオジロブユムシクイ(Tropical Gnatcatcher)
この鳥に関しては違っていてもいいんです。私の頭の中に姿が残っていますので。
8.よく見るんだけど
この鳥、比較的ほかの地区でも観るんですが、いつも全身が撮れない。
ツグミ系に色合いの似ているものがいたのですが、嘴の形が違う。
これは今回もギブアップです。
最後に植物の写真を2枚載せて、
今シリーズ「パンタナールではないけれど(2012/9月編)」
を終わります。
大きなマメ科植物
着生植物
今日の記事は時間と労力が思いっきりかかりました。
〜疲れました〜 (でも心地よい疲れです)