Ecuador その5

エクアドルは(鳥に限らず)図鑑がなかなか良いことが解っていたので
現地で探すことにしていたら、ロッジで販売されていたので、
即購入しました。
「The Birds of ECUADOR」
現場には持っていけない厚さですが、これがなかなか優れものです。
(英語版なのが難点ですが・・・)
 −
この図鑑を机の上に置き、ガイドさんから教えてもらったメモを横に
パソコンに取り込んだ写真を見比べています。
 −
改めて見直していますと、鳥は雌雄でまるで色が違うものが多いですが
今日紹介する
Tanager=フウキンチョウ
は特にギャップが激しいですね。
これでは、教えてもらわないと、とても同定は不可能なレベルです。
今回購入した図鑑の素晴らしい点は、他の図鑑に比べ数多くの種で
「雌雄」「地区差(エクアドル東部(アンデス山脈以東のアマゾン地区)と
西部の違い)」がある程度挿絵で表記されています。
 −
では、タナジャーの世界へどうぞ。
 −
 −
まずは「これが同じ種類とは思えません3種」
 −
 

 

  和名:キゴシフウキンチョウ
  英名:Lemon‐rumped Tanager
  学名:Ramphocelus icteronotus
 −
 

 

  和名:ツバメフウキンチョウ
  英名:Swallow Tanager
  学名:Tersina viridis
 名前の由来は、「きをつけ」の姿勢で、羽がズレてしまうのが
 ツバメに似ているからなのでしょうかね?
 −
 

 

  和名:ハシブトスミレフウキンチョウ
  英名:Thick-billed
  学名:Euphonia Euphonia laniirostris
 写真では黒く写っていますが、光線の当たり方によっては
 もう少し藍色に近くなるはずなのですが・・・、
 −
 −
いかがでしょうか?
同じ鳥とは思えないですよね(同意してください!)
ガイドさんに同定を助けてもらってなければ、
今頃まだ記事にできない状態でした。
 −
タナジャーを続けます。
 −

  和名:ギンノドフウキンチョウ
  英名:Silver‐throated Tanager
  学名:Tangara icterocephala
 −

  和名:チャガシラフウキンチョウ
  英名:Bay‐headed Tanager
  学名:Tangara gyrola
 羽が動いていますね。
 データを見るとISO-1600で1/160秒で写していました。
 −

  和名:キンイロフウキンチョウ
  英名:Golden Tanager
  学名:Tangara arthus
 これも全身黄色なので(Golden/金色とは思えない)
 目立ちそうなのですが、葉の間に入ると、黄色って
 意外と目立たないんですよね。
 −

  和名:カオグロキゴシフウキンチョウ
  英名:Guira Tanager
  学名:Hemithraupis guira
 −

  和名:アオクビフウキンチョウ
  英名:Blue‐necked Tanager,
  学名:Tangara cyanicollis
 −
和名って英名の直訳が多いと思うのですが、もう少し
気の利いた名前をつけてあげればいいのにと思います。
カオグロ、アオクビ、ギンノド・・・センスないですね。
 −
この他、このブログでおなじみの
 ソライロフウキンチョウ(Blue-grey Tanager、Thraupis episcopus)
 ヤシフウキンチョウ(Palm Tanager、Thraupis palmarum)
は多く見ましたが、ここでは写真を割愛いたします。
 −
忘れていました。Jan/4の記事で掲載しました真赤な鳥
 ナツフウキンチョウ(Summer Tanager、Piranga rubra)
もこの仲間です。
 〜なんでこれは夏なんだろう???〜
 −
タナジャーは色鮮やかな鳥が多いですね。
でも、形はどれも同じような感じを受けます。そこで、
「世界の鳥好きさん大集合!
 シルエットクイズ あなたはだぁれ?タナジャー編」
なんて番組あったら見たいです。
逆光や暗い所でのガイドのプロとして名を馳せるチャンス
 −
今回タナジャーの出待ち(?)をしていて感じたのは、
樹に飛んで来る時はいろんな種類が(種類を問わず)一斉に来て、
来なくなるとピタッとこなくなる、波があること。
ペアで行動することを多く見かけるこの種ですが
カップル参加の集団食べ歩きツアーでもしているんでしょうか。
種が入り混じって移動することに、なんとなく面白味を感じました。
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −