交通事故死

物騒な標題です。
カテゴリーでは[生物]ですが、生物ではなく元生物。
ということは、写真も死体ですので、お嫌いな方は
退散ください。


3年間で数十回通っている国道で、初めて見た野生動物が
野生死体でした。
しかし、この死体は初めて見る(元)生物でしたので
しっかりと見させていただきました。


当地はキリスト教が主ですので、戒名はないと思いますが
 和名:コアリクイ
 伯名:Tamandua
 学名:Tamandua tetradactyla



手の爪がすごいですね。



そして、1kmほど離れた場所で、なぜかもう一匹
亡くなられておりました。
今まで一回も見たことがなかったのに・・・
何かコアリクイ達に起こったのでしょうか?


前脚と後足の差が大あり(くい)。
こんなことでもなければ、じっくり観察することは
なかったでしょう。
彼らには気の毒ですが、しっかり観させていただきました。
成仏してください。


しかし
西表島にはイリオモテヤマネコの通行路として道路下に
暗渠を施している保護対策もある。
当地でそのようなことは考えられないわけであるが
人間と生物双方に不幸な結果が待っていることは
間違いない。(車も損傷する)
一方的な自然保護は過保護だと思うが、人間と自然の共存は
文明が発達すればするほど、難しいものであることは
解りきっている。
子どもの頃は自然過保護論だった私も、ダーウィン論を
支持(師事)するようになり、選択理論が施されたときに
交通事故も運命か?とやや人間寄りの立場をするときがある。
一方で「自然界を一方的に脅かしたことを棚に上げて
何を言う」という自分もいる。
このような、交通事故を見ると、非常に複雑な思いになる
私です。